本日もお越し頂きありがとうございます。
ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。
本日は『燻酒 アイラモルト』のテイスティングレビューです。
『燻酒 アイラモルト』について
燻酒は、スコッチモルト販売という国内ボトラーズ会社がリリースするアイラモルトウイスキーです。
この見た目から日本のウイスキーのように思いがちですが、正真正銘スコッチのシングルモルトウイスキーとなります。
香り立つ薫香。ソーダで割っても、いささかもブレない芯のあるウイスキー。
日本人にもっとも馴染みのある飲み方がハイボールだとしたら、そのためのウイスキーは何があるだろう。この素朴な疑問に、弊社では「アイラ・ハイボール」という一つの解答をご用意いたしました。
何よりも香りが重要と考え、アイラ産のシングルモルトウイスキーを厳選。キリリとした飲み口にこだわって、50度でボトリング。
薫る故に「燻」酒。このスモーキー・フレーバーは病み付き必至。クセになります。他のどこにもないその個性。尖ったハイボーラーのためのウイスキー。
燻酒はシングルモルトウイスキーとなりますが、オフィシャルページにも書いているように蒸留所は非公開となっています。
日本人になじみ深いハイボールに合うウイスキーとして特に香りを重視したアイラモルトを厳選。
このアイラモルトが何なのか、ウイスキーファンの間ではよく議論されています。
そして議題に上がるのが……
の若い原酒ではないかといわれています。
中でもカリラが有力視、次にアードベッグ説、ラガブーリン説はあまり有力ではないです。
その味わいについて、僕なりにテイスティングレビューしていこうと思います。
『燻酒 アイラモルト』レビュー
アルコール度数 | 50% |
---|---|
年数 | ノンエイジ NA |
ボトル容量 | 700ml |
価格帯 | 5000~6000円 |
評価 | [star-list number=4.5]94/100 |
色
淡いクリーム色。
見た目から若い印象を受けます。
アロマ
潮っぽさとピートのスモーキーな香りを感じます。
その奥にほのかなバニラとしっかりとしたレモンピール、焼き立てのパンのような穀物香。
熟成年数の若いウイスキー独特のニューポットに近いニュアンスを感じますが、アルコールの刺激はあまり強く感じません。
コメント
ストレート
うるさいぐらいにピートが効いたスモーキーフェチにはたまらない一本!!
最初に口に含んだ印象は軽めです。
レモンピールのようなさわやかさを感じつつ、すぐにピートのスモーキーフレーバーが押し寄せてきます。
そして舌にはピリピリとした潮のニュアンスを感じますが、アルコール度数50%とは思えないほどアルコール感はやわらかいです。
余韻もまたうるさいほどにピート!!
トワイスアップ
ピートの香りは少し穏やかになりますが、その分穀物感と少し硫黄系の未熟香が感じます。
飲んでみると、やはりバランスはピートに振り切っています。
甘みもほのかに感じるぐらいで、レモンピールっぽい柑橘感と穀物のフレーバーが少し感じる程度。
ストレートのガツンとした印象は少なく、飲みやすいけどただ弱まった感じです。
ロック
あれ?意外とピートの香りが強いです!
冷えたことで甘みが少なくキリっとドライですが、ピートの香りがかなりしっかりと際立っていてこれはこれでうまいです!!
バランスは最もピートのスモーキーフレーバーに振り切っていると思います。
味にキレがあるもののスモーキーフレーバーは長く余韻として残るので、かなり満足度は高いです。
ハイボール
かなりしっかりとしたピート香ですが、爽やかさも相まって香りがいいです!
口に含んでみるとさすがハイボールのために作られたアイラモルトと思わされます。
まず厚みがいい!!アルコールの厚みだけじゃなく燻製によるフレーバーの厚みもしっかりとしています。
レモンピールや穀物感もありますが、スモーキーフレーバーに振り切っています。
なのに味わいのバランスが良く飲みやすいです。
水割り
他の飲み方に比べて穏やかながらもしっかりと感じるピート香。
口に含んでみると意外とガツンとしたピートのスモーキーフレーバーを感じます。
ただ舌にのる味わい自体はかなりまろやかで優しいです。
ファースコンタクトからアフターフレーバーまでスモーキーフレーバーに振り切っています。
ただ飲みごたえもしっかりと残っている感じ。
また上品な甘みも少し感じます。
お湯割り
ピート香はかなり強め。レモンとクリームの印象です。
潮のニュアンスはあるものの、意外とピートのスモーキーフレーバーは穏やか。
甘くそして飲みやすいです。
穀物感は少し強くなり、スモーキーフレーバー以外のフレーバーも感じやすいかなと思います。
少しほかの飲み方に比べて、若さが目立ったりスモーキーさが穏やかになったり……
このウイスキーの良さが薄れてしまっている気がします。
レビューまとめ
まず、僕個人の意見として、やっぱり「カリラ」説が有力かなと思います。
オフィシャルページではオイリーさが挙げられています。
カリラにはオイリーさがなく、アードベッグにはオイリーさがあるのでアードベッグ説が支持されていますが、僕はアードベッグほどのオイリーさを燻酒から感じませんでした。
それよりソルティさとレモンのさわやかさがカリラと一致するような気がします。
あくまでも僕の結論なので、本当のことはわかりませんが……。
飲み方は、断然ハイボールですね!
さすがハイボールのために作られたウイスキーだなと思うほど、ハイボールがダントツでうまいです。
香りの良さと、ガツンとしたスモーキーフレーバー。
そして尖っているのに崩れていない絶妙なバランス。
熟成年数の表記なしで蒸留所非公開のボトルとしては5000円台と少しお高めではありますが、その価値がある一本だと思います!!
飲み方別おすすめ度
飲み方 | おすすめ度 |
---|---|
ストレート | [star-list number=3]3 |
トワイスアップ | [star-list number=3.5]3.5 |
ロック | [star-list number=4]4 |
ハイボール | [star-list number=5]5(5以上つけたい!!) |
水割り | [star-list number=4]4 |
お湯割り | [star-list number=1]1 |
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか??
燻酒はこの見た目から「スモーキーなウイスキー!!」ってアプローチしやすいので、ついついバーとかに置いてあったら飲みたくなっちゃうと思います。
ついついジャケ買いしちゃう一本かもしれないですね。
その中身は、正体不明のシングルモルトでスモーキーフレーバーに尖ったハイボーラーにおすすめの一本。
中身のシングルモルトが何なのか推測するとの面白いですし、純粋にハイボールとして楽しむのも面白いと思います。
ぜひ噂の燻酒、飲んでみてはいかがでしょうか??
それでは良いウイスキーライフを!!
また次回もよろしくお願いします!!
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