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ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。
本日は『ジャックダニエル No.7』のテイスティングレビューです。
『ジャックダニエル No.7』について
ジャックダニエルはアメリカンウイスキーを代表する銘柄です。
アメリカンウイスキーの中での販売数・人気はNo.1であり、世界中に多くのファンを持つ銘柄でもあります。
ジャックダニエルはクラブや居酒屋などでも置いてあることが多く、むしろウイスキーと知らずに飲んでいる人もいるぐらい有名なウイスキーだと思います。
そんな身近な銘柄ですが、実はかなりこだわりを持って作られていたことご存じでしょうか?
ジャックダニエルは、アメリカンウイスキーの中でもテネシーウイスキーというジャンル。
アメリカンウイスキーというとバーボンが有名ですが、実はジャックダニエルはバーボンではなくテネシーウイスキーです。
その違いは……
バーボンウイスキー+テネシー州産+チャコールメローイング製法=テネシーウイスキー
メープル材の木炭を敷き詰めた濾過槽で蒸留後の原酒を少しずつろ過する製法のこと。 これにより硫黄などマイナスのフレーバーとなるものを取り除き、 メープルのまろやかな香味をつけることができるといわれています。
テネシーウイスキーはバーボンウイスキーの定義に2つの追加条件があるものを言います。
なのでテネシーバーボンウイスキーと呼ぶこともあります。
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ジャックダニエルはテネシーウイスキーを代表する銘柄で、テネシー州で古くからウイスキーを作っている老舗蒸留所です。
そんなジャックダニエル蒸留所の創業は1860年代。
創業者はジャスパー・ニュートン・”ジャック”・ダニエルです。
ジャックが蒸留所の経営者となった年はなんと13歳のころ。
若年ながらビジネスセンスがあったジャック、南北戦争を逆手に取りウイスキーを提供。
1866年には自身の名前を冠した陶器ジャグに入れたウイスキーを販売し始めました。
同じ年にアメリカ初の政府公認蒸留所となっています。
1904年には、セントルイス万博博覧会にて「オールドNo.7」を出品。
世界各国のウイスキーの中で唯一金賞を獲得し、世界的に認められた銘柄となりました。
ジャックダニエル蒸留所について詳しくはこちら
今回はジャックダニエルの味わい・香りについて、僕なりにテイスティングレビューしていこうと思います。
『ジャックダニエル No.7』レビュー
アルコール度数 | 40% |
---|---|
年数 | NA(ノンエイジ:熟成年数表記なし) |
ボトル容量 | 700ml |
価格帯 | 2000~3000円 |
評価 | [star-list number=4.5]90/100 |
色
新樽由来だろうか、少し赤みがあります。
色合いで言ったらキャロットオレンジが近いかな~。
アロマ
バニラとメープル。少し鉛筆のようなウッディな香りを感じますが、甘く芳醇な香りです。
フルーティというよりは溶剤のようなエステリーさもあります。
コメント
ストレート
さすがと思わせる絶妙なバランスのアメリカンウイスキー!
甘く芳醇だが、くどさはなくスムースな舌触りです。
少し鉛筆のようなウッディさを感じるもののえぐみやざらざらとしたテクスチャーはありません。
全体的には甘み主体で、バニラとメープルのフレーバーが長いです。
樽のニュアンスがしっかりと出ていますが、そこまで渋みは強くないかなと思います。
余韻の鼻から抜けるバニラ香が秀逸で、価格帯を考慮してもかなり評価の高いウイスキーだと思います。
トワイスアップ
ウッディな香りがかなり強くなりました。
個人的には完全に鉛筆の香り。
ただその奥にバニラとメープルもいます。
飲んでみるとよりスムースな舌触りとなっています。
バニラとカラメルのニュアンスを感じつつ、余韻はウッディで少しだけメープル。
ロック
ウッディさとバナナ、バニラ、メープルの香りを感じます。
飲んでみると舌で感じる甘みが強くなく、ほかの飲み方に比べてドライな印象です。
ただフレーバーは依然とバニラとメープルを感じて甘い印象も感じます。
やや穀物系のフレーバー。
う~ん、大人な印象でいいのですが、個人的にはハイボールやストレート、水割りの方が好きだなぁ
ハイボール
ウッディさとバニラ香が強く割ってあるけど香りがいいです。
飲んでみるとやわらかくスムースな舌触りでありつつ、メープルやバニラ、クローブのフレーバーがふわっと香ります。
バランスが良く、かなり飲みやすいです。
余韻も甘み主体でウッディな香りが少し長く残ります。
アメリカンウイスキーながら飲み疲れないところはポイント高い!
水割り
アロマは全体的に薄まっていますが、鉛筆のようなウッディな香りが際立っている印象です。
少しバナナのようなフルーティさも感じます。
飲んでみると意外とフレーバーが豊富!!
バニラ、鉛筆、クローブ、バナナ、メープルウッド、ペッパーミント。
はっきり言ってストレートやトワイスアップより複雑なフレーバーが感じやすいかもしれません。
それなのに飲みやすく、スムースな舌触りも楽しめます。
お湯割り
メープルとバニラ、切りたての木材、クローブの香り。
ほかの飲み方に比べて香りはかなり強く、少しスパイシーな印象も受けます。
少しアルコールのとげとげした感じはありますが、バニラとメープルの甘みが口の中に広がります。
バランスはいいですが、余韻が短く舌に苦味が残るのお湯割りの「和み感」があまりないです。
お湯割りだとネガティブな要素も多いです。
レビューまとめ
はちみつやメープルなど甘くウッディな香りが特徴で、香りの芳醇さとスムーズな舌触りが世界的に支持されている理由かなと思います。
香りがいいのにくどさはないので、2000円台ながらストレートでも楽しめるウイスキーです。
またハイボールや水割りが秀逸!!
もともと香りは複雑で豊富なので割っても香りの良さはそのまま、飲みやすさがより増しています。
ロックは甘みが抑えられる分、大人な印象となるので少しドライに楽しみたい方におすすめです。
お湯割りは悪くはないのですが、おいしくなっているかというと疑問が残ります。
お湯割りにする「良さ」が見つけられなかったので、あまりおすすめはしません。
飲み方別評価まとめ
飲み方 | おすすめ度 |
---|---|
ストレート | [star-list number=4.5]4.5 |
トワイスアップ | [star-list number=3.5]3.5 |
ロック | [star-list number=3]3 |
ハイボール | [star-list number=5]5 |
水割り | [star-list number=5]5 |
お湯割り | [star-list number=1]1 |
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか??
ジャックダニエルは、コンビニやスーパーでも手に入る超有名銘柄です。
みたことない、知らない人の方が少ないぐらい有名な銘柄ではないでしょうか?
ただ有名すぎるあまりクラブや若い人たちの飲み会などで一気飲みされたり、罰ゲームとして飲まれていたり……
ちゃんと味わって飲まれることがなく、「まずい」と判断されてしまうこともあります。
そういうアッパー系な飲み方が悪とは言いません。
楽しみ方は人それぞれです。
ただジャックダニエルは深いこだわりを持って作られている一本で、その味わいも秀逸なブランドです。
ぜひジャックダニエルの魅力をじっくり味わってほしいなと思います。
それでは良いウイスキーライフを!!
また次回もよろしくお願いします!!
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