本日もお越し頂きありがとうございます。
ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。
本日のお話は「ゴルフとウイスキー」について!!
実はスコッチウイスキーとゴルフには深いつながりがあることを知っていますか?
二つともに
- イギリス
- 紳士
といったイメージが強いと思います。
しかしそれだけではないウイスキーとゴルフのつながり!!
今回はウイスキーとゴルフの深いつながりについてまとめていこうと思います。
ゴルフ発祥の地はスコットランド
ゴルフの発祥地の説として有力なものは3つあるそうです。
- オランダ説
- 中国説
- そして中でも最も有力なスコットランド説。
スコットランド説が一番有力だといわれているのは、ゴルフが現在のスタイルになったのはスコットランドだからだそう。
1457年、スコットランド国王ジェームズ2世が、弓術などの鍛錬を怠りゴルフばかりやっていた貴族たちにゴルフ禁止令を出しました。
これが初めてゴルフが出てくる記録となっています。
徐々に娯楽としてゴルフは民衆に広まっていき、1860年に世界初のゴルフ選手権大会である全英オープンが始まります。
しかしこの当時、まだまだスコットランド人の地方マイナー競技だったそう。
1880年代にイギリスでゴルフブームが起き、1890年代にはアメリカでも……。
こうして世界中で楽しまれるようになっていきます。
一つなぜオランダ説があるかというと
古い文献からスコットランドへゴルフボールの輸送を行ったという内容の文献が見つかったそうです。
これにより発祥地としては有力視されています。
中国説は、元の時代(1271年~1368年)の文献に似たような競技が載っていたそう。
これがゴルフの元となったのだとしたら、一番古いことになります。
そのため中国説もささやかれています。
ゴルフの1R18Hはウイスキーの影響?
なぜゴルフが1ラウンド18ホールか気になったことありませんか?
これにも諸説ありますが、その一つにスコッチウイスキーが関係する説があります。
ゴルフは野外で行いますが、止まってほかの人のプレーを見ていることの多いスポーツです。
しかしスコットランドでは、寒すぎて凍えてしまいますよね。
そこで体を温めるのがスコッチウイスキーだったそう。
ゴルフコースを回るときにはスコッチウイスキーは必須アイテムだったそうです。
カっと体を熱くするために1ホールごとに1.5オンス(英国基準なら42mlくらい)のスコッチウイスキーを飲んでいたそう。
そして18ホール回ったとき、ほぼボトル一本分(約750ml)が空になるので、18ホールと決まったそうです。
そして一緒にゴルフコースを回った仲間とゴルフ後に行くパブやバーなどを「19番ホール」と呼んでいたそうですよ。(なんともおしゃれな!!)
しかし、18ホールに決定した説として最も有力なのは、「セントアンドリュース説」
全英オープンの会場で、ゴルフの聖地でもあるセントアンドリュース。
このゴルフ場は昔1ラウンド22ホールだったそうです。
しかしゴルフ場の一部を市に返還することとなり、18ホールとなりました。
そしてセントアンドリュースのゴルフコースに倣って、ほかのゴルフコースも18ホールとなったため1ラウンド18ホールとなったそうです。
こっちのほうが現実味はありますね。
ハイボールの語源の一つ、ゴルフ場説
「ハイボール」の語源には3つの説があります。
- 夢ときらめきのあるデュワーズ「Have a boll」説
- 一番有力な鉄道説
- そしてゴルフ場説
です。
その中で、ゴルフ場説を今回はご紹介させていただきます!!
その他の説に関してはこちら!!
「ハイボールの起源」 ゴルフ場説
ゴルフをしながらソーダをチェイサーにウイスキーを飲むことが好きなある男がいました。
ある日、その男はいつものようにゴルフ場のバーで自分の順番待ちをしながらウイスキーとソーダを楽しんでいました。
そしたら、急に自分の順番が回ってきて焦ってしまいます。
焦った男はウイスキーとソーダを混ぜ合わせ、一気に飲み干そうとしました。
その時、へたくそなゴルファーが打った高い球(ハイボール)が飛んできてバーの屋根に当たったそう。
それからウイスキーのソーダ割を高く打ちあがった球(ハイボール)と呼ぶようになったという説です。
この出来事をさらに盛ってボールがグラスに入ったという人もいます。
確かに盛った方が面白いですね。
この説を支持している人は少ないですが、ゴルフとウイスキーがかかわった話として語り継がれています。
ゴルフの聖地セントアンドリュース近くの蒸留所
近年クラフト蒸留所がスコットランドでも多くできていますが、ゴルフの聖地セントアンドリュース近くにもウイスキー蒸留所が多くできています。
エデンミル蒸留所 Eden Mill
セントアンドリュース近郊にできたビール醸造所兼クラフトウイスキー蒸留所。
この蒸留所を造ろうと発想したのは2006年のこと。
セントアンドリュースのオールドコースホテルのバーで、当時のボスとの会話からヒントを得たそうです。
その後近くの製紙工場跡地に土地を借り、そこで操業することを決めたみたいです。
2014年にはウイスキーの蒸留を開始。
ウイスキーが販売で来るようになるまでの資金調達にジンやニュースピリッツを販売していました。
そのジンもファンから大好評で、ウイスキーへの期待が高くなっていました。
キングスバーンズ蒸留所 Kingsbarns
ゴルフメンバーたちの「19番ホール」で一杯やっていた時の会話からヒントを得て創業した蒸留所だそうです。
ゴルフ仲間たちの”19番ホール”での飲みの中で
「セントアンドリュース目当てでスコットランドに来たけど、どうせならスコッチウイスキーの蒸留所を見に行ってみたい。」
といった会話がよく飛び交っていたそうです。
しかし当時は近くの蒸留所といえば車で2時間以上かかるアバフェルディ蒸留所ぐらい。
そこでないなら作ろうという動きが生まれ、ウイスキーボトラーズとして有名になっていたウィームス家に白羽の矢が立ちます。
そして蒸留所建設に踏み切ったそうです。
つい最近シングルモルトウイスキーをリリースしました。
キングスバーン ドゥ・ドラム
NA(年数表記ナシ)でアルコール度数46%のウイスキー。
使用樽のほとんどがバーボンの名門蒸留所ヘブンヒルの空き樽、残りが赤ワイン樽だそうです。
一度だけバーで飲みましたが、感想としては
熟したバナナ、パイナップル、カラメルの香りに滑らかな口当たりで心地いいウイスキーといった印象でした。
少し香りが弱いなと感じましたが、かなり飲みやすく、美味しいウイスキーだと思います。
今後熟成年数の重ねた原酒ができたらもっとファンを驚かせてくれるようなウイスキーをリリースしてくれると期待しています。
全英オープン公式ウイスキー ロッホローモンド Loch Lomond
創業1965年の老舗スコッチウイスキー蒸留所ですが、最近オーナ会社が変わって、ゴルフ全英オープン公式ウイスキーとなりました。
最大の特徴は「柔軟なウイスキー造り」
スコッチの蒸留所は基本、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを造る蒸留所は分かれています。
しかしロッホローモンド蒸留所は、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの両方を作ることができる珍しい蒸留所。
さらに製樽設備も持っています。
モルトウイスキーも特殊なローモンドスチルという形の単式蒸留器と通常のポットスチルを使い分け、様々な原酒を作り分けることができます。
そして現在、麦芽・酵母・蒸留器の組み合わせから8タイプのニュースピリッツを作り上げています。
それらをほとんど同じスペックの樽で熟成させて“12年熟成シリーズ”を造っているそうです。
ロッホローモンドの作る“12年熟成シリーズ”
最後に……
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか?
ゴルフとウイスキー。
調べてみるとこんなにつながりがあるのかと思います!
こうやって関係性を見ていくと面白いですね!
そんなことを思いながら今日もウイスキーを楽しんでいこうと思います。
それでは良いウイスキーライフを!
また次回もよろしくお願いします!!
↑↑
公式ラインページにて当ブログの更新情報など不定期配信しています。
また、「子連れ料理人ブログ」では子育て・料理人としての働き方・副業(主にブログ)についての内容を配信中。
ご興味のある方は、一度お越しください!!
コメント
コメント一覧 (3件)
こてっちゃんさん>18ホールの話は否定派も多くいますが、ロマンとストーリー性のあるから話題として面白いですよね。
Zarugawaさん>実はいろいろと関係はあるみたいです。調べてみるとわかることがい多いので面白いですね!
[…] ・ゴルフ・クラブは、スコティッシュ・オープンの会場としてもゴルフで有名です。 […]