本日もお越し頂きありがとうございます。
ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o)
本日は「シングルモルトウイスキー 余市」のテイスティングレビューです。
『シングルモルトウイスキー 余市』について
『シングルモルトウイスキー 余市』は北海道余市市にある余市蒸留所で造られているシングルモルトウイスキー。
1934年、”ジャパニーズウイスキーの父”竹鶴政孝が創設しました。
「ウイスキーは北の地で作るもの」という信念の元、夢の出発点として選んだ場所が北海道余市市。
清らかな水と豊富なピート。
豊かな自然があり、原料の大麦や樽材に使えるミズナラが多く自生している余市市。
さらに冷涼湿潤な気候に寒冷な潮風が吹く風土は、竹鶴にとってまさにスコットランドの連想させたのだと思います。
竹鶴はこの余市で、伝統的なスコッチウイスキーに負けない”スコッチウイスキー”を作る信念に燃えて蒸留設備を設計していきました。
特に注目ポイントは、石炭直火で蒸留するポットスチル!!
竹鶴がスコットランドを研修した当初は、多くの蒸留所が行っていた方法です。
ただし、今では世界的に見ても、石炭直火を行うのは余市蒸留所だけ!!
竹鶴が自身のウイスキーを造り始めて150年以上たった今。
確かに現存するどのスコッチウイスキー蒸留所よりも、
昔のスコッチウイスキーの製法に忠実なウイスキーといえると思います。
NHK連続ドラマ『マッサン』以降入手しにくいモルトウイスキーとなってしまいましたが、
最近 徐々に入手しやすくなってきています。
まだまだ一昔前の価格帯って程にはなっていませんが、場所によっては3500~4500円台でも入手できるようになってきました。
今回はそんな『シングルモルト 余市』をテイスティングレビューしていこうと思います!!
『シングルモルトウイスキー 余市』テイスティングレビュー
価格帯
3500~4500円
※楽天などネット通販ではいまだ4500~5500円台です。。
アルコール度数
45%
熟成年数
NA
色
やや薄い黄金色。かなり澄んでいる。
アロマ
柑橘とほのかな紙。バニラとクリームのニュアンスに石鹸とスモークの香り
評価
85/100
コメント
若く飲みごたえのあるウイスキー。
全体的な印象は軽やか。ただ様々なフレーバーが複雑かつ繊細なバランスで感じられる。
酸味は少なく、甘みもお淑やか。
熟成感は若く、樽のニュアンスも弱め。
モルトのシリアル感が広がり、徐々に石鹸のようなフレーバーに。
そして余韻はピリピリとした潮感とピートのスモーク香。
しっかりとしたスモーク香を感じるが、強烈なクセはなく親しみやすい。
加水すると刺激が和らいで、やや華やかな印象も受ける。
余韻が伸び、バランスもいい。
ただ飲みごたえが薄れてしまうので、
『強さ』を求めるならストレート、『やさしさ』の一面がみたい人は加水がいいと思う。
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか。
近くのスーパーで余市が昔の定価よりほんの少し高いぐらいで購入できたので、テイスティングレビューしてみることにしました。
改めて美味いウイスキーですね。
ただ男性的なウイスキーだなとも思います。
「甘味」のあるウイスキーがお好きな方には、ちょっとドライに感じると思います。
ただやっぱりジャパニーズウイスキーを代表する銘柄!
本当にバランスがよく、繊細。
変わらない美味しさがありますね!
それでは良いウイスキーライフを
また次回もよろしくお願いします。
↑↑
この記事が面白かったと思った方は、人気ブログランキングへの応援をよろしくお願いいたします。
また、公式ラインページにて記事の更新情報など配信しています。
コメント