本日もお越しいただきありがとうございます。
元イタリア料理人でトマトには少しだけうるさいウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o)
今回のテーマは「実は合う『トマトとウイスキー』」について!!
「トマトとウイスキー」はめっちゃ合う!!って言われてもあまりピンとこない方多いと思います。
ただトマトって、想像以上に万能な野菜!!
ウイスキーとのペアリングの時もいい働きをしてくれる時が多いです。
食材とウイスキーをつなぎ合わせてくれるポイントになったり、
ウイスキーにない味わいを補ったり、
同調したりと……
ペアリングの時にとても働き者な仕事人「トマト」
今回はそのトマトについて「なぜウイスキーと合うのか」を自分なりに分析してみました!!
ぜひ自家製のおつまみを作るときなどの参考になったらと思います!!
トマトとお酒は合いやすい!?
冒頭でもあったように、「トマトとウイスキーは合いやすい」です!!
ただ、
実はトマトが合いやすいのは、ウイスキーだけではありません!!
ほかにも合いやすいお酒はたくさんあります!!
そしてトマトを使ったカクテルって意外といっぱいあります!!
そこでまずトマトを使った代表的なカクテルをあげていこうと思います!!
トマトを使ったカクテル
レッド・アイ
ビールとトマトジュースの組み合わせです!
居酒屋など飲みの場でよくあるカクテルなので、知っている方も多いのではないでしょうか。
ビールの苦みだったり、アルコールを抑えれることが魅力!
お酒自体あまり得意でない人でも飲みやすい一杯だと思います。
ブラッディ・マリー(メアリー)
ウォッカとトマトジュースの組み合わせ!
こちらもお酒感を感じにくく、飲みやすい味わいだと思います!
ちなみにトマトジュースを「クラマト」というアサリ出汁入りトマトジュースに変えると「ブラッディ・シーザー」という名前になります。
お好みでウスターソースやタバスコなどを足す場合もあります。
ブラッディ・サム
ブラッディ・マリーのウォッカをジンに変えたバージョンがこのカクテル。
同じくお酒感を感じにくく、ブラッディ・マリーより爽やかさが感じられる一杯かなと思います。
ストロー・ヘッド
今度はブラッディ・マリーのウォッカをテキーラに変えたカクテル。
個人的にはよりトマトの青っぽいニュアンスが強くなるかなと感じます!
複雑な味わいで、クセになるカクテルです!
バノックバーン
ブラッディ・マリーのスコッチバージョンに近いカクテル。
どのスコッチを使うかによりますが、複雑かつ芳醇さも楽しめるカクテルかなと思います。
お好みで塩や胡椒、ウスターソース、タバスコなどを加えたりもします!
などなど
スタンダードなカクテルを見ただけでも、トマトジュースを使ったカクテルって意外と多い!!
他にもオリジナルカクテルなども見ていくと星の数ほどあります。
それだけトマトはお酒と相性がいいということ!!
そしてトマトを使ったカクテルは、疲れた時や二日酔いの時の迎え酒ならぬ迎えカクテルとして楽しまれることが多いです!
こういったカクテルを「リバイバーカクテル 」といったりします!
なぜトマトとお酒を合わせるといいのか。
それはトマトに含まれる「リコピン」という成分が大きく関係しているそう。
「リコピン」には、二日酔いの原因となる「アセトアルデヒド」の働きを抑制する働きがるそうです。
また、トマトはビタミンが多く摂取できたり、「クエン酸」がアルコールで疲れた胃を修復してくれたりしてくれるそう。
トマトは栄養面でも、酒飲みにとっていい効果をもたらすことが多いです!!
ちなみにつらい二日酔いの時、トマトジュースを飲むと比較的早く回復できます 。
トマトとウイスキー
トマトとお酒が合いやすいです。
ただトマトとウイスキーが合いやすいポイントはまだまだあると思います!!
自己分析してみて、さらに大きいポイントが3つあるかなと思いました!
トマトとウイスキーが合う3つのポイント
1.同調するフレーバー
まずトマトの味わいやフレーバーについて分解してみようと思います。
トマトの特徴的な味わい・フレーバー
・キリっとした酸味
・優しい甘み
・しっかりめの野菜系なうまみ
・少しリンゴに共通するフルーティさ
こういったフレーバーが特徴かなと思います。
その中でもリンゴに共通するフルーティさ、優しい甘みはウイスキーの中にも感じる元は多いです。
似たようなフレーバーのものがあると「架け橋」となって合いやすくなります!
「ペアリングしやすい」ということ!
さらに最も詳しく言うと……
トマトって実は果物に近い性質を持っているそう。
リンゴやマンゴーなどと同じように熟れてくる「エチレンガス」というガスを出します。
これは植物の「追熟を促すガス」でもあるそうです。
「エチレンガス」が出てくると……
・クエン酸が抑えられる。
・グルタミン酸(うまみ成分)や糖が濃縮。
・細胞壁の破壊が始まり柔らかくなる。
このような変化が起きます!!
特に熟れてきたトマトはよりリンゴに近いフレーバーが出てくることも!
するとよりウイスキーと合いやすくなります!
2.トマトと相性のいいフレーバー
トマトって、加工次第では結構どんな食材でも合いやすい超万能野菜!!
その合いやすい食材の中にチョコレートやカカオもあります!!
チョコやカカオとトマトが合うって意外!!
と思うと思います。
ただ実はかなり古典的!!
古いイタリア料理の本とか、地方のイタリア料理では、
トマトの煮込みに隠し味程度のカカオやチョコを入れているレシピもあります
そして、これが普通にうまい!!
カカオ感がトマトのコクを引き立てます(相乗効果)!
つまりトマトとカカオ感はかなり相性がいいということ!!
そして実は!
ウイスキーにカカオやチョコレート感を感じる銘柄もあります!
詳しくはこちらの記事を……
このようなウイスキーとトマトを使った料理は結構合いやすいです!!
3.補い合う香りや味わい
ウイスキーに旨味が強い食材ってなんだか合いそうなイメージありませんか?
それは蒸留酒であるウイスキーに「旨味」がプラスされることで補い合うような気がするからだと思います。
そしてトマトは実は野菜の中でもかなり「旨味」の強い野菜!!
とある論文で呼んだのですが……
トマトと醤油のアミノ酸(旨味成分など)を比較したところ、構成しているアミノ酸が酷似していたそう。
西洋料理ではトマトを入れた煮込みや煮詰めたトマトをソースに使うことが多いですが、
日本人的感覚でいうと「醤油でうまみを足す」という感覚に近いと思います。
さらにトマトは、たくさんの香味成分が含まれています!!
味わいが多いということは……
「似たフレーバー」
「引き立てあうフレーバー」
「補い合うフレーバー」
などなど複雑に絡み合いやすいということです!
つまり様々な食材と合いやすくなります!!
ウイスキーに合うやすいトマトのおつまみ
ドライトマトのチョコレートコーティング
今回使ったのはTOMIZのドライチェリートマト
ねっとりしっとり系食感のドライフルーツのようなドライトマトです。
これに合わせるチョコは、
同じくTOMIZで購入した
・しっかりとしたカカオの苦みが特徴のクーベルタブレット EXビター
カカオバリー クーベルタブレット EXビター / 1kg チョコレート ビター TOMIZ cuoca 富澤商店 クオカ
・しっかりとしたカカオ感と後味にほのかな酸味が特徴的なクーベルタブレット ビタースイート(ノワール・プール・アメール)
を使いました。
しっかりとしたカカオ感・ビターな味わいが、トマトのコクとうまみ、甘味を引き立ててくれます!!
結構様々なウイスキーに合いやすいです!!
特に
リンゴ系のフレーバーが特徴的な「グレングラント」、「アバフェルディ」
ドライフルーツ系のフレーバーが特徴的な「グレンファークラス」などに合いやすいです!
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます!!
今回のお話いかがだったでしょうか?
マニアックな話になっちゃったな―って反省していますwww。
ただまとめると……
「トマトはウイスキーと合いやすい!
だからトマトを使ったおつまみとウイスキー楽しんでみてください!!」
ということですw
良かったら試してみて下さい!!
それでは良いウイスキーライフを!!
また次回もよろしくお願いいたします!!
↑↑↑
僕のブログを応援してくださる方!!
皆様のコメントや応援が励みになりますので、
こちらへのクリックやブックマークのご協力をお願いいたします!!