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ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o)
今回は『シーバスリーガル12年』のテイスティングレビューです。
『シーバスリーガル12年』
について
シーバスリーガル12年は、1938年に始めてリリースされました。
禁酒法が解禁されたばかりの年、この時はバーボンの生産が間に合ってなく、ブレンデッドウイスキーが飛ぶように売れていました。
特にウイスキーの中では低価格帯の銘柄がよく売れていて、ライトな飲みやすいものが売れていた傾向があったそうです。
それ以前のシーバスリーガルは、高価格帯・高品質なブレンデッドウイスキーをリリースしていました。
その当時の顧客名簿には……
- 有力貴族
- 軍事関係者
- 宗教界
- 大学教授
- ハプルブルク家の皇帝
- 各国の王族
などの名前があったそうです。
1902年初代ブレンダーが、世界初となる25年熟成のウルトラデラックスブレンデッドスコッチウイスキーをリリース。
その銘柄名を「威厳のあるシーバス兄弟・王様にふさわしいシーバス兄弟」という意味で「シーバスリーガル」と名付けました。
その後、禁酒法明けのアメリカに向けて、シーバスリーガルの12年がリリース。
このシーバスリーガル12年が、シーバスリーガルのスタンダードボトルとなっていきます。
そして、今でも多くのファンを持つシーバスリーガル12年。
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今回はこの「シーバスリーガル12年」をテイスティングレビューしていきたいと思います。
『シーバスリーガル12年』テイスティングレビュー
アルコール度数 | 40% |
---|---|
熟成年数 | 12年 |
ボトル容量 | 700ml |
価格帯 | 2000~3000円 |
評価 | [star-list number=4]88/100 |
色
やや淡い黄金色。
アロマ
華やかだが芳醇さもある香り。
バニラやシナモンオレンジピールとウッディさ。
ほのかにシリアルなニュアンスとスモーキーさもあり、アロマのバラエティが豊富だが、バランスはいい。
コメント
2000円台のウイスキーにしては奥深さがありやや複雑みがある。
全体的なバランスは甘めで程よい熟成感と樽香。
バニラやシナモンとオレンジのニュアンス。
ごくほのかにピート香を覚えつつ、余韻はやや長め。
少しだけ酸味と渋みがあり、熟成感とフレッシュさがうまく共存している。
アフターフレーバーとして甘いバニラが鼻から抜けて心地いい。
バランス・値段ともに申し分なく満足できる一本。
加水すると、やや酸を帯びた香りが強くなる気がする。
キャラメルのような香りも強くなり、香りの面では少し良くなった気がする。
薄まった分舌の残る飲みごたえは少なくなる。
ただフレーバーは少しよくなっている気がする。
よりスパイス感が洗練され、クローブやアニスといった印象が出てくる。
結構ガラッと味が変わり、面白い。
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか??
今回テイスティングしたのは、シーバスリーガル 12年のラベルデザイン変更前のボトルです。
最近変更が発表されましたが、変更後はどのような味わいになっているのかその違いを比較するのも面白いかもしれません。
またシーバスリーガルは、ウイスキー好きじゃなくても知っている銘柄です。
だからこそ、ちゃんとテイスティングレビューするとその奥深さが再発見できると思います。
ぜひじっくりと味わってみてください!
それでは良いウイスキーライフを!!
また次回もよろしくお願いします!!
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