本日もお越し頂きありがとうございます。
ウイスキーを愛する料理人yaffeeです!
今回のお話は
「ウイスキースプレー」
について
先日ボウモア12年を詰めたボウモアスプレーなるものを作ってみました。
ボウモアを詰めたウイスキースプレーです。
これが実におつまみや晩酌のお酒に「香りのちょい足し」ができ、おすすめ!
よりウイスキーが楽しめるグッズだと思うので、皆様に紹介したいと思い記事にまとめました。
すでに知っているよという方は、料理人ならではの方法も公開しますので、最後まで楽しんでみてもらえると嬉しいです。
今回の記事でわかること……
- ウイスキーをスプレーに詰めると楽しみ方が倍増!!
- 100均の調味料スプレーボトルで作るウイスキースプレーのメリット・デメリット。
- ウイスキースプレーにおすすめの銘柄
ウイスキースプレーとは?
ウイスキースプレーは僕が考えたわけではありません。
ニッカの公式Twitter「わしのツイスキー」にて紹介されていました。
また、その前からもウイスキーを詰めたスプレーは多数ウイスキーラバーが紹介していたり、バーテンダーの中ではよく使われていたり……
かく言う僕も初めて知ったのは、ウイスキーバーラウンジで働いていたころです。
料理やカクテルの仕上げ、お客様への演出としてウイスキースプレーを使っていました。
ただ最近になってこの熱が再発したのが、長濱蒸留所さんが「アマハガン アトマイザー ヘビリーピーデッド」をリリースするというニュースを見たからです。
(出典:長濱浪漫ビール オンラインショップ)
アマハガンは、長濱浪漫ビールが所有する長濱蒸留所からリリースされているワールドブレンデッドウイスキーシリーズです。
ウイスキーの製造工程の一つ「ブレンド」に注目したウイスキーシリーズで、様々な樽を使用したもの+ピートタイプを含めた5種類が定番リリースされています。
3月15日に販売された「アマハガン アトマイザー ヘビリーピーデッド」はアマハガンシリーズのチャレンジ精神を形にしたような製品!
50ppmのヘビリーピーデッドの原酒をアトマイザーへボトリングした一本です。
一般販売されることがありましたら、リンクを貼らせていただきます。
ウイスキーは「香りのお酒」といわれるほど香り豊かです。
また少しアルコールが飛んだ時、爆発的に香り立ちが良くなります。
ウイスキーをスプレーすると一気に香りをつけることができるので……
- ハイボールにちょい足し
- 別のお酒やカクテルにちょい足し
- おつまみにちょい足し
- 料理にちょい足し
などの楽しみ方ができます!!
今回作ったボウモアスプレー
今回は、手軽に作りたかったので100均で購入したお酢用のスプレーを使って作りました。
プラボトルで、使い勝手も申し分ない上に一回の使用量も0.1mlとアトマイザーとしてちょうどいいボトルです。
ただ、お酢のシールがダサい!!(笑)
なので取っちゃいました。簡単にはがせるようになっていました。
欠点としては、
- 熱湯消毒ができない。
- プラボトルなので香りが抜けてしまう可能性がある。
- 少しだけ壊れやすい。
といった感じかなと思います。
プラボトルなので、熱湯で殺菌しようとすると変形してしまいます。
なので熱湯消毒ができないことはちょっと大きいデメリットです。
また、もともとお酢や醤油などを入れるためのボトルです。
そのため、気密性は少し弱いかなと思います。
ウイスキーは香りが大事なので、香りが抜けやすい可能性があることはネックとなるでしょう。
そしてやはり1000円台のアトマイザーボトルに比べて、壊れやすさはあると思います。
ただ異常な使い方をしなければ、1~2年ぐらいは使えます。
この点を除けば、100均のアトマイザーでも十分だと思います。
\もっといいスプレーボトルがいいならこちら!!/
ボウモアスプレーの使い方
ボウモアのピートによるスモーキーな香りを付与できるボウモアスプレー!
ウイスキーの香りの中でもスモーキーな香りって個性が強い分、様々な用途に使いやすいです。
アイラモルトの強い個性もスプレーとして使うなら、多くの人に受け入れられやすいクセになりやすく、変化もわかりやすい。
なのでピートの効いたタイプのウイスキーのスプレーは特に汎用性が高いと思います。
ハイボールにちょい足し!
いつものハイボールにボウモアスプレーで香りをちょい足し!!
さすがにボウモアで作ったハイボールほどスモーキーさは感じないですが、最初に香るスモーキーさがいつものハイボールをワンランク引き上げてくれます!
ラフロイグやアードベッグならもっとがっつりとしてスモーキーさがあると思いますが、ボウモアは上品なスモーキーさを付与してくれるのでおすすめです!
スモークサーモンにちょい足し
スモークサーモンのようなおつまみにボウモアスプレーで香りのちょい足し!
ピート香とサーモンの味・香りは合いやすく、特にボウモアをサーモンは鉄板の組み合わせだと思います。
様々なおつまみにシュッとかけるだけで深みがぐっと増すので、サーモン以外にも様々なおつまみで試してみたいですね!
パスタにちょい足し
パスタにボウモアスプレーで香りのちょい足し!
この時のパスタは「サーモンと甘夏のクリームパスタ」ですが、サーモンクリームパスタとボウモアの組み合わせは最強です!
ただボウモアの場合、魚介系パスタなら大概合います。
サーモンクリームパスタ以外でおすすめなのがしらすとトマトのペペロンチーノ!!
スプレーにおすすめのウイスキー
今回はボウモアでスプレーを使いましたが、僕自身仕事で使ったものも含めて過去に様々な銘柄でウイスキースプレーを作ったことがあります。
ウイスキースプレーに合う銘柄、というととがった個性のあるものがおすすめです。
- ボウモアなどのアイラモルトのようにスモーキーなタイプ
- 深みと濃厚さがあるシェリー樽熟成のタイプ
- ソルティなニュアンスのあるタイプ
- バーボンのように新樽のニュアンスが良く出たタイプ
- 個性をプラスしたウイスキー
などなど
特におすすめの銘柄をご紹介しようと思います。
ソルティなウイスキーならこれがおすすめ!!
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ソルティな香りを付与したいと思ったとき、タリスカー10年のスプレーを作るのがおすすめ!
タリスカー10年は、力強さとソルティさなニュアンスが特徴。
ほのかなスモーキーさがあり、結構魚介系から肉系まで合わせやすいです。
また料理の仕上げにシュッと使うと、ちょっと乾いたときに芳醇な香りが漂いいわゆるウイスキーらしい香りが付与できるかなと思います。
僕の中で、アトマイザーとしておすすめなウイスキー銘柄No.1です。
ジャパニーズウイスキーで選ぶならコレ!!
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シングルモルトウイスキー 余市は、言わずと知れたジャパニーズウイスキーを代表する銘柄の一つです。
他のジャパニーズウイスキーと一線を画すところは、ソルティさとスモーキーさ、そして力強さだと思います。
ジャパニーズウイスキーは繊細なものが多いので、そのまま飲むとおいしいのですが、スプレーにするとやや個性が足りないものが多いです。
その点、余市はほかのジャパニーズウイスキーに比べて段違いに香りの付与がしやすいので、おすすめです。
深みのあるフルーティ系ウイスキーならコレ!!
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グレンドロナック 12年は、深みのあるフルーティさが特徴。
ややベリー系のニュアンスもあり、女性にも親しみやすい銘柄だと思います。
グレンドロナックでスプレーを作ると芳醇さとフルーティさが付与できるかなと思います。
ウイスキースプレーとしては、特に肉料理やデザートには使いやすいです。
スモーキー系ならやっぱりこれは外せない!!
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アードベッグ TENは、しっかりとしたクセのあるスモーキフレーバーと甘みが特徴。
強い癖がありますが、その分ウイスキースプレーにしたときにしっかりとした個性が残ります。
特にアードベッグの個性はスプレーなら肉系の料理と合いやすいかなと思います。
ステーキなどにもいいですし、意外とハンバーグにもおすすめです!
あのクセ強ウイスキーはスプレーにして楽しみたい!!
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ラフロイグ10年は、好きか嫌いかはっきりと分かれるほどクセのあるウイスキーです。
ハマってしまうととことんハマってしまうウイスキーですが、なかなかこの癖を受け入れられない方も多いでしょう。
ただウイスキースプレーにしたとき驚くほど使いやすくなります!
なぜなら少量使う分にはかなりちょうどいいクセだからです。
ラフロイグを買ってみたけど苦手だったという方、ぜひラフロイグをスプレーにして楽しんでみてください。
ハイボールにラフロイグスプレーをシュッとして楽しんでいるうちにいつの間にかクセにハマっちゃうかもしれません。
またラフロイグスプレーは乳製品と相性がいいです!
特にカマンベールチーズや生クリーム入りのカルボナーラに相性抜群!
ぜひお試しください!!
個性的なタバスコバレルのウイスキーはスプレー向き!?
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ジョージディッケル タバスコバレルは、その名の通りタバスコの樽で熟成させたウイスキーです。
タバスコ由来の辛い味わいがしっかりと現れたウイスキーで、分類的には「フレーバードウイスキー」というジャンル。
厳密にはウイスキーではなくリキュールに分類されるものですが、日本の酒税法ではウイスキーに分類されるというややこしいボトルです。
このウイスキーは、タバスコの辛みがしっかりと現れています。
ただ辛くて飲めないほどではなく、バランスは意外といいのでストレートでも楽しめる一本です。
こういったほかにない個性のあるウイスキーはスプレーにするとかなり面白いです。
料理やおつまみにほんのちょっとの辛みと芳醇さを与えてくれます。
肉や魚介のグリルに合わせるのが特においしいかなと思います。
芳醇なコクを足すならコレ!!
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言わずと知れたウイスキー「ジャックダニエル」!
どこのスーパーでも入手できるほど人気の銘柄で、芳醇な香りが特徴のウイスキーです。
ジャックダニエルは、アメリカンウイスキーの中ではスムースさもありつつ、甘みや甘い香りをしっかりと感じさせてくれる銘柄。
こういったウイスキーは、スプレーにしたときに芳醇で甘い香りを食材に付与してくれます。
比較的様々な銘柄に合いやすいですが、やっぱり脂身の少ない牛肉のステーキが一番いいかな~と思います。
インフューズウイスキー
インフューズとは、お酒に様々な素材を浸漬して香りや味わいを抽出する方法。
「梅酒」や「リモンチェッロ」がその代表格かなと思います。
インフューズはアルコール度数が高いほど素材の香りや味わいが出やすいといわれています。
ウイスキーは、アルコール度数40%以上のお酒です。
比較的、素材の香り・味を引き出しやすいお酒だと思います。
例えば、僕が行ったものなら……
- スパイスインフューズウイスキー
- ハーブインフューズウイスキー
- フルーツインフューズウイスキー
- ウッドインフューズウイスキー
などなど
ハイボールでおいしいものもありますが、個性が強く出すぎたなと思うものはスプレーにして料理の仕上げに使うと面白いです!
強い個性のものは少量なら、料理に深みを与えることがあります。
最後に……
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか。
ウイスキーをスプレーに詰めて使うという方法は、ウイスキーの楽しみ方が広がる面白い方法だと思います。
ハイボールに使うのはもちろんですが、おつまみに使うのが特に面白い!!
ペアリングしないお酒とおつまみの組み合わせでもスプレーで振りかける分にはすごくあったりもします。
またインフューズウイスキーを作ると様々な香りのウイスキースプレーを作ることもできます。
ぜひ、WOL(ウイスキー・オブ・ライフ)を盛り上げるツールとして自由に楽しんでいただけたらと思います。