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ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。
今回は『グレンリベット ライセンスドラム 12年』のテイスティングレビューです。
『グレンリベット ライセンスドラム 12年』
について
「グレンリベット ライセンスドラム 12年」は、去年からリリースされているグレンリベット12年の限定品シリーズ第2弾です。
第1弾の「グレンリベット イシリットスティル 12年」は残念ながら入手できなかったため、ご紹介することができませんでしたが、第2弾は入手することができました!!
「はじまりのシングルモルト」としてスコットランドのウイスキーの聖地”スペイサイド”をけん引してきたグレンリベット。
グレンリベット12年の限定品シリーズは、グレンリベットの知られざる系譜を紐解いていくシリーズとなっています。
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前回の「グレンリベット イシリットスティル 12年」はかつて密造酒としてその名を馳せたグレンリベットの味わいを再現した一本だそう。
そして今回の「グレンリベット ライセンスドラム 12年」は、1824年にジョージ・スミスが最初のウイスキー製造免許(ライセンス)を取得したことに敬意を示して作られたそうです。
2種類のファーストフィルの樽(ファーストフィルバーボン樽とファーストフィルヨーロピアンオーク樽)を使用。
ボトルの形状は当時のグレンリベットと同じ形にし、ボトリング時のアルコール度数は48%と当時のアルコール度数にそろえられています。
今回はこの「グレンリベット ライセンスドラム 12年」をテイスティングレビューしていきたいと思います。
『グレンリベット ライセンスドラム 12年』テイスティングレビュー
アルコール度数 | 48% |
---|---|
熟成年数 | 12年 |
ボトル容量 | 700 |
価格帯 | 5000~8000円 |
評価 | [star-list number=4]86/100 |
色
ほのかに赤みがかった黄金色
アロマ
溶剤のようなエステリーさと青りんご。
鼻孔をくすぐる黒糖のような甘いニュアンスの香りも感じつつ、樽の木香やバニラ香もしっかりと感じる。
奥の方にレーズンやデーツのようなドライフルーツの印象も受ける。
コメント
ストレート
フルーテですが、奥深さのある一本。
通常のグレンリベット12年に比べて、やや厚みのある酒質です。
スペイサイドモルトの印象よりハイランドモルトの特徴に近い気がします。
少し青リンゴ系のフレーバーがありますが、樽由来の木の香りと渋みが強いです。
甘みが上品で、その甘みが余韻まで長く残ります。
通常のグレンリベット12年に比べてフルーティさと飲みやすさは劣りますが、奥深さはこっちのグレンリベットの方があります。
トワイスアップ
加水するとかなりフルーティになる。
バランスが良く華やかでフルーティだが、同時に奥深さも少なくなっているような気がする。
ロック
樽の香りが少しとがって感じます。
フルーティさはどこへやら……。
クローブやペッパー、シナモンのスパイス香。
飲んでみると、思っていたより優しいです。
カスタードっぽさが少しありますが、全体的には大人なテイスト。
氷が解けてくると徐々にフルーティさが出てきますが、ほかの飲み方に比べると圧倒的にスパイシー。
このウイスキーの飲み方の中では一番面白いです。
ハイボール
香りは華やかで少しモルティ。
香ばしい樽香とシトラス、バニラ、グローブ、シナモンといった印象を感じます。
バランスはよく飲みやすいのですが、やはりリベットのすっきりとしたさわやかさあまりないです。
奥深くておいしいですが、ハイボールなら通常のリベット12年の方が親しみやすいかも……。
水割り
香りは穏やかな印象となってしまいます。
優しくフルーティさが香るぐらいです。
バニラとシナモン、クローブのニュアンスはありますが、樽の香り一番目立っています。
すっきりしていて飲みやすく、程よいシトラス感と青りんご感。
ほかの飲み方と比べて一番リベットっぽいかも!僕は好きです。
お湯割り
甘く、華やかな香り。
バニラとはちみつ、オレンジにほのかに紅茶の様なタンニンの印象を感じます。
バランスが良く、飲みやすいです。
優しく温まる感じで、余韻にいたるまでアルコール感や強い苦味などのマイナス面が少ないです。
通常のリベット12年にはない奥深さがうまく広がっていて、かなり好みです。
レビューまとめ
バランスが良くフルーティなタイプのウイスキーだが、樽のニュアンスが強く味わいに奥深さがあると思います。
アルコール度数が高めなので、ストレートでは飲みなれていない方にはつらいかも。。
ただ加水するとどうしてもこの力強さが少し薄まってしまうので、トワイスアップだと少し個性が乏しくなってしまうかもしれません。
ただ香りの良さはあるので、ハイボールや水割りはおすすめかも。
樽のニュアンスがかなり強いので、通常のグレンリベットに慣れているとグレンリベットっぽくないと感じてしまうかもしれません。
スペイサイドモルトというより、ハイランドモルトの力強さを感じました。
個人的にはたまに飲むなら好きだけど、通常のグレンリベット12年ほど気軽に楽しめる味わいではないかなと思います。
グレンリベット ライセンスドラム 12年はゆっくりじっくり味わうように楽しむのがおすすめです。
飲み方 | おすすめ度 |
---|---|
ストレート | [star-list number=4.5]4.5 |
トワイスアップ | [star-list number=3]3 |
ロック | [star-list number=2.5]2.5 |
ハイボール | [star-list number=4]4 |
水割り | [star-list number=4.5]4.5 |
お湯割り | [star-list number=4.5]4.5 |
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか??
グレンリベット12年の限定品シリーズは、前作のイシリットスティルがかなり好評でした。
僕自身も一杯だけ飲みましたが、普通のグレンリベットより深みがあり面白い味わいでした。
なので今回入手出来てよかったなと思っています。
個人的に、伝統的なスコットランド料理とか味わいのしっかりとした料理やデザートと合わせたいかなと思います。
ちょっとずつ試していこうと思いますので、その時はよろしくお願いします。
それでは良いウイスキーライフを!!
また次回もよろしくお願いします!!
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