歴史と伝統のあるブレンデッドウイスキー『ディンプル(ヘイグ) Dimple(Haig)』!

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本日もお越し頂きありがとうございます!!

えくぼってかわいいなって思うウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o
 

 

 

今回のテーマは「ディンプル(ヘイグ)」についてです!!

 

えくぼのような凹みと全体を覆う金属ネットが特徴的なボトルのブレンデッドスコッチウイスキー。

 

その見た目通り「えくぼ(ディンプル)」が名前の由来となっています。

 

かわいい?見た目ですが、このウイスキーは深く華々しい歴史のあるブランドです。

 

ただ、今お近くの酒屋さんでおいてあることは少ないかもしれないです。

 

馴染みは少ないかもしれませんが、今回はこの「ディンプル」のストーリーや特徴をまとめました!!

 

 

ディンプル(ヘイグ) Dimple(Haig)のストーリー

 

ウイスキー造りの名門「ヘイグ家」が、1890年このブランドを誕生させました。

 

このヘイグ家はなんと1627年からウイスキーを造り続けているそう

自宅農場で蒸留を行っていたという記録があります。

 

18世紀後半になると、スコットランド・ローランド地方を中心にいくつかの蒸留所を一族が運営。

5代目のジェームズ・ヘイグは、1782年当時最大級の蒸留所を建設。

ジェームズの甥となるジョン・ヘイグが、1824年キャメロンブリッジ蒸留所を建設しました。

このキャメロンブリッジ蒸留所は、ロバート・スタインが開発した連続式蒸留機を初めて導入した蒸留所

実はスタイン家は、ヘイグ家の親戚。

そのつながりからこの蒸留所は誕生しました。

 

今ではディアジオ社社有の蒸留所で、ウイスキー以外にもビーフィータージンやスミノフウォッカを作っている大規模蒸留所となっています。

 

 

グレーンウイスキーの誕生とともに、ブレンデッドウイスキーが造られるようになっていきます。

そして徐々に注目を集めていたブレンド事業にヘイグ社は本格的に乗り出します。

ブレンド事業を本格的に乗り出したのは、ヘイグ社が初めて

 

そしてヘイグ社の名声を不動のものにしたのがデラックスブレンドの「ディンプル(ヘイグ) Dimple(Haig)」です。

 

ブレンデッドスコッチとしては珍しい15年熟成(今は12年熟成)のウイスキー。

高級ブランドのブレンデッドウイスキーとして世に知られていきます。

 

 

さらに名前の由来にもなったボトルを1980年代にジョージ・オグルヴィ・ヘイグが考案。

特徴的なパッケージングが目を引くようになります。

 

特に個性的なワイヤーは、輸送中にコルクが抜けるのを防ぐために手作業でかけられたものだそうです。

デザインより機能性重視だったのかなと思います。 

 

このボトルデザインが1958年、アメリカで商標登録されています

 

ヘイグの広告メッセージは

「Don’t be vague ,ask for Haig(はっきりヘイグとお求めを)」

 

シンプルだけど強いコピーから英国市場を牽引し続けてきました。

 

 

ただし今では英国ではほとんど流通していないそう。

主な市場は韓国、ギリシャ、ドイツ、アメリカ、メキシコだそうです。

 

ディンプル(ヘイグ) Dimple(Haig)のキーモルト

 

キーモルトとして中核を担っているのはグレンキンチー

穀物感と柑橘フレーバー、そしてスパイシーさが楽しめるライトなシングルモルトです。

 

 

その他に

グレンロッシー

 

 

ノックデゥー

 

 

マノックモア

 

 

 

といったライトなモルト原酒メインにブレンドされています。

 

そしてそのベースとなるグレーンウイスキーはキャメロンブリッジ蒸留所の原酒!!

 

 

これらの原酒をブレンドして造られるディンプルは、優しく上品な甘みと穏やかな香り、そしてややミントのような爽やかなフレーバーが特徴のブレンデッドウイスキーとなっています。

 

 

ディンプル(ヘイグ) Dimple(Haig)のラインナップ

 

ディンプル Dimple(ヘイグ Haig)12年

 

キャラメルのような甘い香りと、ウッドのニュアンス。そして後味に少しミントのフレーバーが特徴的なウイスキー。

 

かなり飲みやすく、食中酒にもオススメできるウイスキーだと思います。

 残念ながら今楽天やAmazonで入手できる「ディンプル」はこの「12年」のみみたいです。

オールドボトルや過去の15年物なども絶品ウイスキーなのでぜひどこかでお見かけしたら試してみてください!!

 

 

 

過去には、アメリカ向けがディンプル、ヨーロッパ向けがピンチとしてリリースされていたそう。

 

時々バーなどでおいてあるオールドボトルは同じボトルに「Pinch」と書いていることがあります。

1970年代流通の「Pinch」をテイスティングした、まだつたないころのレビュー記事があります。

参考になるかはわかりませんが、参考までに……www

 

 最終的には「ピンチ」のネーミングがよくないってことで「ディンプル」に統一されたそうです。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか。

 

 

面白かった、ためになったと思っていただけたら嬉しいです。

 

また次回もよろしくお願いいたします。

それでは『良いウイスキーライフ』を!!! 

 


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この記事を書いた人

香りづけに使用したことからウイスキーにどっぷり嵌ってしまった料理人です。
調理師の仕事をしつつ、ウイスキーと料理の魅力を紹介するためにブログ・メディアを作成。
様々な視点からウイスキーを解説しています。

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