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食事中でもウイスキーを楽しみたいウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o)
今回のお話は、
「料理を引き立てるウイスキー!!
『食中酒』にオススメしたい銘柄!!」
についてです。
突然ですが、普段お食事に合わせるお酒って何を選びますか??
ビールやワインなど醸造酒、またはアルコール度数が低い焼酎が多いと思います。
食事にウイスキーを合わせる方は少ないのではないでしょうか。
ウイスキーは食後酒の方がイメージが強いはずです。
ただ食事中にも楽しめるウイスキーというのも、実は結構あります!!
そこで今回は「食事に合わせたいウイスキー」を僕なりに厳選し、紹介させていただこうと思います!
普段のお食事のお供に、いつものお酒ではなくウイスキーはいかがでしょうか??
「食中酒」とは??
「食中酒」とは、食事中に楽しむアルコール飲料の総称。
日本では、ビールや日本酒、焼酎などが多いと思います。
また西洋では、ワインとビールが圧倒的だと思います。
食事の時に楽しむお酒は、タイミングに合わせて目的が違います!!
- 「食前酒」は『食欲を促す』
- 「食後酒」は『胃の働きを活発にさせる』
などの目的があります。
そして「食中酒」の目的は『料理を引き立てること』!!
食事中に飲むお酒には、料理をさらにおいしく感じさせる働きがあります。
料理がおいしいと、食事がより楽しくなりますよね!
日本酒を嗜んできた日本人は、この文化が特に強いと思います。
「食中酒」と「フードペアリング」は似て非なるもの!!
間違えてはいけないのが、
「食中酒」の一つに「フードペアリング」であっても、「フードペアリング」=「食中酒」ではありません!!
「フードペアリング」に定義というものはありませんが、ペアリングのポイントというものははっきりしています。
- 同じまたは、似たような味や香りの組み合わせ。
- 対照的な味や香りの組み合わせ。
- 新しい味や香りが出現する組み合わせ。
これが「フードペアリング」理論で語られている「ペアリング」三原則です。
例えば、
- リンゴのフレーバーが特徴のウイスキーにリンゴを使った料理を合わせ、よりフレーバーを強調させる。
- 甘みの少ないウイスキーに甘い料理を合わせ、バランスを向上させる。
などなど
ただ3つ目はなかなかわかりにくいのではないでしょうか??
これは、食材同士を組み合わせることで、全く別の新しいフレーバーが感じられるようになることです。
例えば、金木犀の香りに緑茶を組み合わせると「桃」っぽいニュアンスになります。
よく言われている「プリンに醤油をかけるとウニの味になる」というのがわかりやすいかもしれません。
「フードペアリング」には、「料理を引き立てる」だけでなく「お酒を引き立てる」という合わせ方もあります。
個人的な見解ですが、
「フードペアリング」は料理、お酒共に主役。
時にはお酒が主役のこともありますし、料理が主役なこともあると思います。
対して「食中酒」は料理が「主役」であって、あくまでお酒は「脇役」。
ただ、いい食中酒は「主役」をうまく引き立てる「名脇役」です!
「食中酒」に向いているお酒の特徴!
「食中酒」に向いているお酒の特徴は、『個性が強すぎないこと』!!
「主役」をかすませてしまうほど「超個性的な脇役」が出てきたら、映画やドラマならごちゃごちゃしてしまいますよね?
アクセントとなる個性は脇役はいいと思いますが、完全に主役を食ってしまうような脇役が出てきたらアウトだと思います(笑
「食中酒」も同じです!!
「料理(主役)」をかすませてしまうほどの「個性の強いお酒」を合わせたら、料理の楽しさが半減してしまいます。
つまり、「個性の強すぎるお酒」、「主張の強すぎるお酒」は「食中酒」に向きにくいということです!!
ところが、ほとんど個性がないお酒では「料理を引き立てる」ことも難しくなると思います。
程よい印象を残しつつ、主役を引き立てる。
そんな「脇役」が『食中酒』には必要なのです。
食中酒におすすめのウイスキー
ウイスキーは味わい・効果などから見ても『食後酒』が最も適しています。
食事に合わせようと思った時に、「アルコール度数」と「味の強さ」がネックとなるからです。
もちろんハイボールや水割りにすれば、食事にも合う幅は広がりやすいです。
それにこのような飲み方なら、様々な銘柄のウイスキーが料理に合いやすいと思います。
ただし今回は、ロックやストレートでも比較的食事に合いやすく、「料理を引き立てる」銘柄を厳選していきました!!
正直「食中酒」にオススメのウイスキーはほかにもたくさんあります。
今回紹介したウイスキー以外でも、いろいろ開拓してみると面白いかもしれませんね!!
- 料理を引き立てるウイスキー
- 水割りやハイボールはもちろんストレートやロックでも引き立てやすい銘柄
『グレングラント 10年』
青リンゴのような香りに、ライトでスムースな飲み口が特徴!
青リンゴやシリアルのニュアンスが料理を邪魔せずに主張してくれます。
そしてライトで飲みやすい味わいなので、繊細な和食とも合わせやすいです!!
- 刺身やイカの煮物といった和食
- トマトパスタやマルゲリータ、カプレーゼといったイタリアン
などなど幅広い料理に合わせやすい傾向があります。
ぜひ様々なお食事と合わせてみてください!!
『デュワーズ 12年』
ブレンデッドウイスキーの中でも華やかでフルーティなことが特徴!!
バニラやはちみつ、アプリコットのような印象もあり、魚介系から肉系まで幅広い料理に合いやすいです。
- デュワーズハイボールと麻婆豆腐
- デュワーズのトワイスアップとエビのアヒージョ
- デュワーズストレートと鶏の照り焼き
などなど
「食中酒」に最適なスコッチブレンデッドの銘酒です。
『ジェムソン スタンダード 』
ややスパイシーなニュアンスの香りになめらかな舌触りが特徴。
こういった味わいが料理をうまく引き立てやすいのではないかなと思います。
中華料理と合わせるのがおすすめ!!
様々な「醤」の味やスパイスによく合いやすいです
より料理の味をくっきりとさせてくれることが多いように感じます!
他にもハンバーグやナポリタンなど「洋食」にもオススメです!!
『ワイルドターキー 8年』
強めのバニラ香と香ばしい香り、そしてやや男性的な味わいが特徴のバーボン。
圧倒的に「肉」!!
肉料理とすごく相性がいいです。牛のステーキもいいですし、チキンロースト・豚のグリルや煮込みなどなど様々な肉料理と合いやすく、飲み方もロック、ストレート、ハイボールなど大体合うと思います!
『カナディアンクラブ』
すっきりライトなウイスキーで、特に日本で人気です。
クセの少なく飲みやすい味わい。ただ奥深さもあり、晩酌用のお酒としてもオススメ!
カナディアンクラブと「寿司」の組み合わせが絶品です!!
魚の味にシャリの酸味そして醤油が、すっきりとしたカナディアンクラブによく合います!!
ただそれだけではなく、煮物や焼き魚にも合いやすいと思います!
また、ハイボールにすると中華やイタリアン、フレンチなど味の濃い料理とも合わせやすいです!
「食事に合いやすい」というのが、カナディアンクラブが日本で人気の理由かもしれないですね!!
ジャパニーズウイスキー
『シングルグレーン 知多』
僕が最も「料理を引き立てるウイスキー 」だと思うのが『知多』です!!
知多はクセが少なく、飲みやすい味わいが特徴。
ただ味わいの奥にやや出汁や醤油のようなニュアンスも感じられることがあると思います。
知多蒸留所で作られたヘヴィータイプの原酒が、この味わいを作り出しています。
このヘヴィータイプの原酒をアクセントに使っているため、スムースな味わいの奥に『深み』があるんだと思います。
ストレートやロックならやや重ための食事にも合わせやすいですし、
ハイボールや水割りにすると繊細な料理にも合いやすいです。
- トマト系の煮込み料理とストレートやロック
- 冷ややっこや焼きナス、田楽と水割り
- カツオのたたきとハイボール
他にも中華や洋食などにも合いやすいと思います!!
僕が選ぶベストオブ「料理を引き立てるウイスキー」ぜひ堪能してみてください!!
『カバラン ディスティラリーエディション』
カバランシリーズのなかで最もリーズナブルなボトル!!
シリーズの中では、かなり飲みやすいスッキリとした味わいです。
ただカバランの特徴であるトロピカルなフレーバーが健在。
梅やシソ、餡子といった和の食材と合いやすいです。
また酢豚や東坡肉など甘めの料理と合わせると、料理の味わいをはっきりとさせてくれます!!
カバランシリーズの中でもライトに仕上がっていることで、料理やお菓子に合いやくなっているのだと思います。
最後に……
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか。
食中酒としてウイスキーの地位はまだまだ低いですが、ウイスキーは多種多様な味があります。
そして飲み方の選べます!
その分料理とも合わせやすくなりますし、楽しみ方の自由です!
ぜひお食事と一緒にウイスキーを楽しんでいただきたいなと思います!!
それでは良いウイスキーライフを!!!
また次回もよろしくお願いいたします。
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コメント
コメント一覧 (2件)
id:zarugawa さんコメントありがとうございます!!
食中酒としてのウイスキーも結構楽しいので、ぜひお試しください!!
id:santa-baking さん>コメントありがとうございます!!
知多はほんと優秀なウイスキーだと思います。
そうですね。愛知県知多市です。かなり工業地帯ですね。ww