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実は山と海どっちかなんて選べないウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o)
今回のテーマは「インチガワー Inchgower」蒸留所についてです!!
「インチガワー Inchgower」は、ディアジオ社がリリースしている「花と動物」シリーズの一つ。
その「花と動物」シリーズの中で、「オイスターキャッチャー(ミヤコドリ)」がラベルに描かれています。
スペイサイドらしい華やかな香りに潮のニュアンスがあることが特徴。
海と山を感じる珍しいウイスキーです。
「インチガワー Inchgower」はイギリスで絶大な人気を誇っているブレンデッドウイスキー『ベル Bell’s』のキーモルトの一つ。
インチガワー Inchgower蒸留所で造られているウイスキー原酒のほとんどがベルを含むブレンデッドウイスキー用となっています。
今回は、その『インチガワー Inchgower』蒸留所の特徴、ストーリー、製法を見ていこうと思います!!
インチガワー Inchgower蒸留所について
インチガワー Inchgowerは、ウイスキーの聖地”スペイサイド”に分類されるウイスキー蒸留所。
ただ、スペイサイドの中でもほかのモルト蒸留所から少し離れたバッキーという
海岸沿いにある町近くにインチガワー Inchgower蒸留所はあります。
マレイ湾を見下ろすことのできる丘にあるそうです。
東ハイランドとの境界線上にあり、「海沿いのモルト」・「スペイサイドモルト」・「ハイランドモルト」といった特徴が強いです。
海の印象と山の印象があるところから「ミヤコドリ(ユリカモメ・オイスターキャッチャー)」がラベルデザインに選ばれています。
インチガワー Inchgowerはゲール語で「川沿いの山羊の放牧地」という意味。
ベルの主要モルト原酒の一つですが、ほかにもホワイトホースやジョニーウォーカーの原酒としても使われています。
そのためシングルモルトとしてリリースされるのは、1%程度です。
インチガワー Inchgowerのストーリー
インチガワー Inchgowerは、1871年創業。
アレキサンダー・ウィルソンによって設立されました。
1825~1865年までインチガワーから8キロほど離れたところにあったトヒニール蒸留所の設備を移設してきたそうです。
トヒニール蒸留所は、慢性的な水不足から閉鎖となってしまった蒸留所。
トヒニール蒸留所の意志を継いだ「インチガワー」は、水源豊富なバッキーの地を蒸留所建設の場所に決めたそうです。
その後1936~38年までバッキー町議会がインチガワー蒸留所を所有します。
そして1938年にアーサー・ベル社が買収。
アーサー・ベル社は「ベル」の原酒を確保することが目的でした。
そのため、この買収以来インチガワーは「ベル」の原酒として使われることとなります。
1966年に蒸留所の拡張工事をします!!
ポットスチルは増設され、特に巨大な熟成庫となりました。
その巨大な熟成庫で、近隣のウイスキー蒸留所の原酒も熟成させているそうです。
インチガワー Inchgowerの定番リリース
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インチガワー Inchgower蒸留所データ
創業 | 1798 |
創業者 | アレキサンダー・ウィルソン |
オーナー会社 | ディアジオ社 |
仕込み水 | メンダフヒルズの泉 |
年間生産能力(100%アルコール換算) | 約320万ℓ |
ポットスチル | 初留釜2基、再留釜2基 |
生産区分 | スコットランド・スペイサイド・バッキー |
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか?
海と山のニュアンスが楽しめる面白いウイスキー「インチガワー」。
こういった面白いお酒との出会いに感謝しつつ、今日もウイスキーを楽しんでいこうと思います。
それでは良いウイスキーライフを!
また次回もよろしくお願いします!
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