【おとなの自由研究】ハイボールに合う炭酸水を探してみた!ウイスキーを最も引き立てる炭酸水とは?

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究極のハイボールへを作ろうと思ったら、こだわるべきポイントはウイスキー銘柄だけじゃないでしょう。

氷、グラス、作り方……

さまざまあると思いますが、わかりやすく違いが出るものが炭酸の違いだと思います。

そこでハイボールにまつわるおとなの自由研究をしてみました。

6つの炭酸水を飲み比べてから、ハイボールに最適な炭酸水を探してみようと思います。

目次

ハイボールに最適な炭酸水とは?

当ブログのテイスティング記事では、常に「ウィルキンソン」でハイボールを作ってきていました。

その理由は……

  • 手に入りやすい
  • 飲食店でよく支持されている
  • クセのない強炭酸

まずウィルキンソンは、どこのコンビニやスーパーでも置いてある炭酸水だと思います。

ウイスキーのテイスティング時は、違う炭酸水で試したくなかったので、入手しやすいウィルキンソンを使用していました。

また、多くのレストランやバーでは、ウィルキンソンが使われています。

硬度は非公開ですが、0~10mg/Lぐらいといわれていてかなりピュアな軟水です。

クセのなく強炭酸な特徴が、ウイスキーを引き立ててくれるだろうと思っていました。

なので、ウィルキンソンで作ったハイボールを基準にしています。

ただ、本当にウィルキンソンのハイボールがいいのか疑問に思ったので、今回検証してみることにしました。

仮説:軟水の強炭酸なら何でも合うだろう

まずは、仮設から……

ウィルキンソンのハイボールが飲食店やバーで選ばれているということは、それだけ優れているのだろうと考えました。

ただ、

  • 軟水
  • 強炭酸

この2つ要素さえあれば、ある程度なんでも合うのでは?と思っています。

今まで生活をしていて、そんなに大きく炭酸水の違いを感じたことはないです。

さらにウイスキーと割ってしまえば、より違いが分かりにくくなるだろうと……

今回集めた炭酸水

まずは今回集めた炭酸水を紹介していこうと思います!

ウィルキンソン

値段500ml 60~90円
硬度非公開 0~10mg/Lぐらい?

ウィルキンソンは、100年以上もの歴史のある炭酸水。

磨かれぬかれた水と強めの炭酸から生まれる爽快な味わいが特徴です。

刺激、強め。研ぎ澄まされたクリアな味わい。
磨き抜かれた水と強めの炭酸から生まれる爽快感。 キレの良いすっきりとした味わいの本格炭酸水です。

(引用:https://www.asahiinryo.co.jp/wilkinson/sp/lineup/

yaffee

スッキリとした味わいと強いけど程よい炭酸といった印象。
口当たりは優しいけど、炭酸の泡のつぶは大きいかな。

カナダドライ アイシー・スパーク

値段500ml 60~90円
硬度非公開 100mg/L以下

ジンジャーエールで有名なカナダドライからリリースされているアイシー・スパーク

独自の「冷却スパーク技術」による、飲んだ瞬間にすばやく広がる強炭酸が特徴です。

yaffee

ウィルキより口当たりは優しいけど、炭酸の刺激は強い。
泡は小さいですが、一つ一つが力強い印象

サントリー ザ・ストロング

値段510ml 60~90円
硬度約20~30mg/Ⅼ

「バキバキ強刺激」の言葉が目立つ、サントリーの天然水を使用した無糖の強炭酸。

大自然が磨き上げた天然水を強炭酸で仕上げた強炭酸入りのミネラルウォーターです。

のどごしすら感じるほどの強炭酸が特徴で、ガツンとした刺激があるものの後にひかない良さがあります。

(引用:https://www.suntory.co.jp/water/tennensui/strong/

yaffee

炭酸が強く、ボディすら感じるぐらいに刺激的
気泡は少し小さめ。
ただ舌に残る重さはなく、後味はすっきりしている。

キリン 炭酸水

値段500ml 60~80円
硬度約68mg/L

全国のCGCグループのみで販売されているキリンの炭酸水です。

強炭酸で爽快に仕上げた無糖天然水で、他の炭酸水に比べると少しだけ硬度が高いことが特徴

yaffee

少しミネラル感を感じる。
厚みを感じる程度のほのかな苦みけど、炭酸は少し優しめで上品。
飲みごたえがイイ。

伊賀の天然水 強炭酸

値段500ml 40~60円
硬度10~30mg/L

天然水を使用したクセのない味わいと強い刺激、クリアな爽快感が特徴

サンガリアがリリースしている無糖炭酸水で、他の炭酸水に比べて圧倒的に価格が安いことが魅力です。

(引用:https://www.sangaria.co.jp/products/soda/iga-tennensui-kyou-tansansui/

yaffee

飲み口はクリアですが、炭酸の気泡はまばらな印象
刺激は少し強めかな。

ロスバッハー パワースパークリング

値段500ml 90~120円
硬度974.1mg/L

硬水なのに飲みやすいことが特徴のドイツ産スパークリングウォーターです。

汗とともに失われやすいカルシウムとマグネシウムを2:1という理想的なバランスで補給できるそう。

かなり硬度は高いですが、爽快で飲みやすくのどこしのある炭酸がクセになる一品です。

yaffee

気泡が一番きめ細かく、上品。
ボディがしっかりとしていて舌に重いミネラル感を感じる。
硬度の割には飲みやすい。

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角ハイボールで実験

まずは、僕の中でハイボール評価が特に高く、よく居酒屋にもある「サントリー角瓶」で実験してみました。

合わせて読みたい⇨【おすすめ度:★★★★☆】「サントリー角瓶」のレビュー 気になる評価・味わい・香り・おすすめの飲み方とは?

銘柄コメント
ウィルキンソン柑橘系の香りに甘いバニラがのってきています。

口当たりがクリーミーで甘く芳醇

バニラの甘い余韻が伸びて、リンゴとブラウンシュガー。

炭酸は少し弱めの程よく上品なハイボールになっています。

アイシー・スパーク柑橘系の香りはするものの少し弱め。

口当たりは優しく甘みを感じます。

ただ炭酸は思ったより残ってなく、程よい炭酸の刺激。

上品だけど余韻の伸びはいまいちです。

ザ・ストロング柑橘系は感じるものの少しアロマが弱いです。

びっくりするほど炭酸の刺激も弱くなり、上品というより少し物足りないぐらいの炭酸感。

雑味も出ていてバランスはあまりよくないです。

キリン炭酸水林檎と少しほこりっぽさ

錆びた鍋で作ったシトラスシロップといった印象。

口当たりが悪く、雑味を感じます。

あまりバランスはよくなく、甘みは感じるものの角の悪いところが目立っているような気がします。

伊賀の天然水 強炭酸シトラスはいるもののグレーンとほこりっぽいオフフレーバーが強い気がします。

炭酸は弱く、優しいです。

あまみはしっかりと感じますが、雑味が目立っています。

余韻の伸びもいまいち。。

こちらも角のいい所が活きていません。

ロスバッハー パワースパークリングシトラス感が少しシャープになった印象。

オレンジというより少しグレープフルーツのニュアンスです。

そこから古タンスのアロマ。

飲み口はシャープで少しキレのある味わいです。

炭酸の刺激はほとんどなく、少しウイスキーのボディを底上げしている感じ。

余韻の伸びはあり、硬水にしてはバランスがいいです。

ウィルキンソンは、安定のおいしさって印象です。

ウィルキンソンと比べると、少しほかの炭酸水は総合力で劣るなと思います。

ここまで違いが出るのかと思いましたが、特に意外だったのは……

  • ミネラルウォーターでは合いやすい同じサントリー製品が微妙だったこと
  • 硬水のロスバッハーは意外と相性が良かったこと

サントリー角瓶は、フレーバーの爆発力がある銘柄ではないです。

なので、きめの粗い炭酸水の方が意外と合うのかもしれません。

yaffee

ただ、ウィルキンソンが一番馴染みのあるってだけかもしれないけど……。

また、少しクセのある硬水の炭酸水の方が合うのかもしれません。

逆にすっきりしすぎてしまったり、炭酸だけが強かったりすると角瓶の悪いところが少しだけ目立ってしまうのかも。。

あくまでも好みだと思います。

グランド10年ハイボールで実験

次に、僕が好きなグレングラント10年で合わせてみました!

合わせて読みたい⇨【おすすめ度:★★★★☆】「グレングラント 10年」のレビュー 気になる評価・味わい・香りとは?

銘柄コメント
ウィルキンソンフルーティで華やか

柑橘と青リンゴ、フローラルな印象も強く感じます。

飲んでみると炭酸はやわらかく程よい程度。

余韻の伸びもよく、アフターフレーバーが心地いいです。

アイシー・スパークフローラルでフルーティなアロマ。

ただ少し刺激的な印象を受けます。

雨に濡れた白い花と青リンゴ。飲み口は軽く、炭酸の刺激は穏やか。余韻はかなりフルーティさが出て少し酸の印象を受けます。

ザ・ストロングフローラルさと青リンゴのフレッシュなフルーティさを感じますが、どちらかというとフルーティさが勝っている印象

飲み口はやわらかくジューシーな青リンゴ。

余韻はまろやかで甘く優しいニュアンスが残ります。

キリン炭酸水フローラルではなやか。

フレッシュな青リンゴと柑橘。

飲み口はやわらかいですが、少しボディを感じます。

ほんのわずかな舌に残る重みがフルーティさを底上げしています。

余韻はフレッシュな甘さがありますが、少しだけ苦味も……。

伊賀の天然水 強炭酸フローラルでフローラルさは変わらず。

少しだけ柑橘系のフルーティさが強い気がします。

飲み口が軽く少しスパイシー。

余韻はすっきりとしていて、明るいだが印象に残りにくいです。

ロスバッハー パワースパークリング少しフローラルさが強いです。

フルーティさはありますが、他に比べて弱め

炭酸の刺激は少なく、フレーバーもあまり強くありません。

少しモルティなニュアンスがあり、苦味と少しだけボディがあります。

余韻にも少し苦味があり、バランスはちょっとだけ悪いです。

フルーティさが特徴のスコッチウイスキーでハイボール実験をしてみましたが……

角瓶の時とは少し違った結果となりました。

相変わらずウィルキンソンは安定感があり、炭酸とフレーバーのバランスもちょうどいいなって印象でした。

角瓶では少しマイナス印象があったアイシー・スパーク、ザ・ストロング、キリン炭酸水もグレングラント10年の場合特徴の違いはあれど申し分ないおいしさ

ただ伊賀の天然水 強炭酸はやはり少し劣ってしまう印象を受けました。

ふつうにフルーティでおいしいのですが、ほかの炭酸水で作ったハイボールに比べると印象が薄く記憶に残りにくいです。

ただ逆を言うとすっきりとしていて飲み疲れないと思うので、普段の晩酌にはちょうどいいと思います。

意外だったのは、角では驚かされた「ロスバッハー」が微妙だったこと

ハイボールとしておいしいのですが、少しバランスが崩れていました。

結果:ウィルキンソンの安定感はすごい!

やはり、ウィルキンソンの安定感がすごかったです。

今回は、角瓶とグレングラント10年という2銘柄しか比較していませんが、どちらも安定して好印象だったのはウィルキンソンでした。

あくまでも僕がウィルキンソンに慣れているからというのもあるかもしれません。

あまりマイナス印象を受けず、テイスティングした時と変わらないフレーバーの伸びを感じました。

意外だったのは、ロスバッハーが健闘したこと。

硬度974.1mg/Lとかなり高い硬水なので、もっと「ウイスキーに合わないな~」って印象になると思っていました。

ただ意外と飲みやすく、ミネラルの重みがうまくフレーバーを底上げしている感じでした。

グレングラントのように、フレーバーがしっかりしている銘柄だとバランスが少し崩れて感じるかもしれません。

ただ通常のブレンデッドウイスキーなら程よいボディを与えてくれるかもしれないです。

どれがいいかは、最終的には好みだと思います。

ただそれぞれに特徴があり、違ったハイボールを楽しませてくれるはずです。

ぜひ、皆さんもおとなの自由研究で自分に合った炭酸水を見つけてみてはいかがでしょうか?

最後に……

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか?

ウイスキーに合う炭酸水として、6銘柄を試しましたが、炭酸水はまだまだ種類があります。

特にロスバッハーは意外とよかったので、他にも海外のスパークリングウォーターを試すものありかもしれません。

また、ソーダストリームのように自家製の炭酸水と比較してみるのも面白いと思います。

今後、どんどん試せたらな……。

皆さんのコレの炭酸水が良かったといったお声お待ちしております!

それではよいウイスキーライフを!

また次回もよろしくお願いいたします。

※ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう。お酒は楽しく適量で。

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この記事を書いた人

香りづけに使用したことからウイスキーにどっぷり嵌ってしまった料理人です。
調理師の仕事をしつつ、ウイスキーと料理の魅力を紹介するためにブログ・メディアを作成。
様々な視点からウイスキーを解説しています。

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